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「てのひらの闇」

てのひらの闇」 藤原伊織
二人の男の道を決定づけたのは、生放送中のスタジオで発せられた、不用意な、しかし致命的な一言だった―。二十年後、その決着をつける時が訪れ、一人は自死を、一人は闘うことを選んだ。著者の新たな到達点を示す傑作。
これまた藤原伊織。アマゾンで一括購入したところ、間違えて文庫が出ているのにハードカバーで買ってしまった1冊。毎日ノートPCをかばんで持ち歩いてる俺にはちとつらい1週間でした。(笑)

前回は短編だったけれど、今回はまさに藤原伊織らしい長編。
この人の小説の主人公は、毎度かなり似ている。^^悪く言えばワンパターンなのかも知れないが、このノリが好きになってしまえばイイ感じである。

男性主人公の特徴:
・なんらかの過去を抱えている(ヤクザ絡みが多い)
・基本的に寡黙だが、いざという時には鋭い洞察力を発揮する
・喧嘩が強い(ハードボイルドとしては必須条件なのか)
・酒が好き
・普段はだらしなくズボラ、周囲から良く見られようとはこれっぽっちも思っていない
・実はインテリ
・恋愛については鈍感、無頓着。それでいて女性をひきつける魅力がある。

女性主人公の特徴:
・気が強く、そこらの男にはなびかない
・冒険心があり、危険な状況にも臆さない
・上記男性主人公に惹きつけられ、ストレートに感情をぶつける

今回もまぁ、こんな感じなのだけど、最後まで楽しめた。
娯楽映画を見ているような感じもあり、良い。以上。(笑)

てのひらの闇
藤原 伊織

文芸春秋 1999-10
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