- 2004年11月 7日 18:14
- 70 本でも読むか
最近、仕事が結構忙しくて、イマイチ気分転換ができない。休日は疲れがたまっているのか、結局寝るだけで終わってしまったり、なんか趣味に手を出そうと思っても、時間のかかるものばかりで、達成感を得る前に時間が経過する空しさに負けてしまったり。
そんな中、久しぶりに小説を読み出した。気がつけば社会人になってから小説なんてほとんど読んでおらず、読む活字といえばもっぱら雑誌やWebサイトの情報記事ばかり。
少し前に呼んだ「ダ・ヴィンチ・コード 」をきっかけに、通勤電車の中でのつかの間の現実逃避にハマっています。
で、最近読んだ本の紹介。
「ダ・ヴィンチ・コード 」上・下 ダン・ブラウン
ルーブル美術館で起きた殺人事件をきっかけに、象徴学者のロバート・ラングドンはキリスト教をとりまく秘密結社の存在や謎に巻き込まれる。事件の容疑者として逃亡を続ける中で、様々な芸術作品に散りばめられた謎解きをしながら、やがて驚くべき事実へとたどりつく。。
みたいな内容。大ベストセラーってことで、タイトルは聞いたことある人がほとんどかも。
まあ、素直な感想は「まあまあ」。時間つぶしにはなるけど、ハードカバー2冊で4,000円近く払う価値はないかな。キリスト教や宗教芸術に興味のある人であれば、それなりに楽しめるでしょう。
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「リプレイ」 ケン・グリムウッド
これは、随分昔、高校1年生くらいのときに読んだ小説。読むものがなかったので、本棚からひっぱり出してきてもう一回読んでみた。初回ほどの感動はなかったものの、それなりに楽しめた。
ストーリーは、ラジオ局のディレクターである主人公が43歳のある日死亡するところから始まる。死んだはずの彼が目覚めたのは、18歳の頃の学生寮。運命の不思議ないたずらから、彼はもう一度人生をやり直す。。
この本で面白いのは、43歳で死亡してから18歳へ戻り、全く異なる第二の人生を過ごした後、まだ43歳で死亡し、再び18歳へ・・と人生のループという稀有な体験を描いているところ。正確に言えば繰り返しではなく、43歳を最終地点として18歳、18歳nヶ月、19歳・・・といういう風に、等比級数的な反復による「リプレイ」が進んでいく。さまざまな人生を送りながら、作り上げたものが全て再び失われてしまう喪失感・挫折感を繰り返して、彼が最後に到達するのは・・
てな感じ。なんでも、最近「リプレイJ」とかいう漫画化もされているそうな。。
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「蒼穹の昴」 全4巻 浅田 次郎
「汝は必ずや、あまねく天下の財宝を手中に収むるであろう」中国清朝末期、貧しき糞拾いの少年・春児(チュンル)は、占い師の予言を信じ、科挙の試験を受ける幼なじみの兄貴分・文秀(ウェンシウ)に従って都へ上った。都で袂を分かち、それぞれの志を胸に歩み始めた2人を待ち受ける宿命の覇道。
これも現在書店に大々的に並んでおりますが。郷士の家で不自由なく育った文秀は、科挙の難関を経て進士の道を、貧しい糞拾いの家に生まれた春児は自ら男性自身を切り落として宦官の道を進む。全く異なる道で立身出世を遂げる二人は、やがて清末期の時代の激流の中で互いに敵となっていく。。
4巻という大作だが、あっと言う間に読みきってしまうほど面白い。中国歴史小説のお約束たる「天命」と、その具現である「龍玉(ロンユイ)」に翻弄される皇族や官僚、儒教に立脚する若き進士の秀才たちの生き様、宦官の道を選びながら突出した能力と人望で西大后の寵愛を獲得する春児の小気味よさなど、読んでいてぐいぐい引き込まれた。
仕事から離れて、一気に現実逃避するには小説が一番!なんて思う今日この頃。。
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